生産国　ラオス 生産地　ラオス北部 ルアンパバーン プーダム村 精製 ウォッシュ 標高 1,200m 品種 ジャバ メコン川の中流域に位置する東南アジア唯一の内陸国、ラオス。 その北部地域に位置する観光地としても有名な街ルアンパバーンには、中心部から少し離れた山奥に農村部があり、そこには伝統的な焼畑農法を営むモン族やガサック族、クム族などの山岳少数民族の人たちがいます。 彼らは森を拓いた畑で陸稲や野菜を育て、休閑地でキノコや薬草を採り、森の中で狩りをし、草木で布を美しい色に染める。まさに森と共に生きてきた民族です。 しかし、そんな生活も人口増加や貨幣経済の流入により変化し、焼畑のサイクルは加速、森林がゴムやトウモロコシのプランテーションに置き換わり、土が痩せてしまっています。 焼畑はもはや持続可能な農法ではなくなっています。 また、このルアンパバーンの山奥はケシ栽培のゴールデントライアングルと言われていた地域で、麻薬アヘンの原料になる非合法のケシ栽培が盛んに行われ、そこに住む人々はケシによって生計を立てていました。 この状況を変えるため現地で2006年からコーヒーの生産に携わっているサフロンコーヒーが取り組み始めたのが、木々の日陰で作物を育てるアグロフォレストリーという農法を用いたコーヒー栽培です。 日陰でも育つコーヒーにより、森を守りながらケシに代わる現金収入の手段をつくろうとしたのです。以来、農家さんたちと地道に関係を築き、少しずつあゆみを進めてきました。 森と共に育ったコーヒーをお楽しみ下さい。 レモンのような柑橘系の果物を連想させるスッキリとした酸味やローストナッツのような風味、ビターチョコレートの様な苦味やコクがあります。ベルベットのような舌触りで舌に絡むように広がる味わいが印象的なコーヒーです。 １００gなのであっさり飲まれたい方は約１週間、濃いめがお好みの方は約５日間お楽しみいただけます。